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補修の品質管理について

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「以前の補修箇所が取れてきて、気になっている。」                            
「もう一度直しても同じようにすぐ取れてしまったら嫌だな」
                                
こうしたお客様の声は、                                          
現場監督の
「すぐにとれてしまう材料で直されると困るから、・・・」
「・・・ボロボロになる材料だと直した意味が無いから。」
との話と同じ補修に対する問題に焦点が当たっていると思われます。

つまり、補修の“持続性”に関する不満は、
消費者側にとっても、現場管理者にとっても、共通して感じている課題といえます。

〇 現場監督の“品質を守る苦労”

新築物件の施工現場で品質を守る立場の監督は、
施工業者と消費者双方の声を聞く機会が有り、
問題が起こらないように苦慮しているようです。

施工側からの声は、コストや納期に影響しないように調整する必要があり、
お施主様からの品質を重視したご意向とのバランスを取りながら
業者選びなどの目利き力を磨く必要があるようです。

〇 賃貸物件管理における“費用と品質”のバランス

賃貸物件の場合、物件の価値と原状回復費用のバランスを
オーナー・管理会社が調整して物件管理が行なわれてますが、
結果として費用を抑えた計画になることも多いようです。
リペアの場合、退去検査で修繕の必要箇所が判明し、計画することが多いようです。

この時、過去の修繕箇所が取れてしまったなどの場合は、
入居者の責任とならず、物件管理者側が費用を負担して再リペアを行ない、
退去のたびに同じ箇所を直しているケースもあるようです。
新築物件よりは、比較的緩めの基準でリペアが計画され、仕上がり品質も緩めであることも多くありますが
この“繰り返し直す補修”は、材料や工法の見直しがされない限り、今後も続いていく可能性があります。

〇 “繰り返し直す補修”が続く理由

補修の品質は、施工者の技術だけでなく、
材料選び・管理方針・コストバランスのすべてが関係しているのです。

そのため、このうちの一つでも現状にそぐわない対応がなされると、
結果的に、低品質・耐久性のない修繕がおこなわれ、再補修の必要に繋がります。

この対応にコストが発生することで、他の計画を圧迫する要因にもなるという悪循環がおきます。
その結果、その場しのぎになってしまう修繕が常態化すると、
あちこちに補修跡が残る残念な印象になってしまうお部屋が出来上がることになります。

—————————-

■ 現場監督の立場から見た“品質を守る苦労”

新築現場で品質を管理する現場監督は、
施工業者とお施主様(消費者)の双方の声を聞きながら、
問題が起こらないよう日々調整しています。

施工側からは「コスト」「納期」への要望が、
お施主様からは「品質」「仕上がり」への期待が寄せられ、
その両立のために監督は業者選びの“目利き力”を磨いています。

■ 賃貸物件における“費用と品質”のバランス

一方、賃貸物件では、
オーナーや管理会社が「物件の価値」と「原状回復費用」のバランスを取りながら、
管理を行うのが一般的です。

しかし、その結果として、
費用を優先するあまり補修の品質が犠牲になることもあります。

リペア作業は退去時の検査で必要箇所が判明し、
その都度、修繕計画が立てられますが、
過去の補修箇所が再び取れてしまう場合は、
入居者の責任ではなく管理側が費用を負担して再リペアを行います。

■ “繰り返し直す補修”が続く理由

こうして、退去のたびに同じ箇所を直すというケースが少なくありません。
これは、使用する材料や工法が見直されない限り、
今後も繰り返される可能性があります。

補修の品質は、施工者の技術だけでなく、
材料選び・管理方針・コストバランスのすべてが関係しているのです。

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