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縁甲板って何?

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縁甲板は、もともとは日本建築に見られる”縁側”の床面に張られる板材の事ですが、この板は現在の住宅によく使われているフローリング床材とどう違うのでしょうか。

一般のフローリングは、天然木・人工的な印刷シート貼り仕上げのものなど、多様性がありますが、

日本建築の縁甲板は印刷シート貼りではなく、天然木が用いられています。

縁甲板はフローリング材と比べると、

木材を厳選して美しい木目が選ばれ、サイズも幅広で長い贅沢な仕様になっている傾向があります。

天然物なので同じ柄で統一して作ることは出来ませんが、一本の木材を薄くスライスする事でほぼ同じ木目柄の板をたくさん作ることが可能です。

この薄い板を廊下に並べると同じ木目の板材で統一された美しい床面が完成します。 実際には現場で貼るのではなく床材メーカーから仕入れた縁甲板を施工します。

一般のフローリングと比べて、天然木のグレードが高くてサイズも大きく長いため、キズが付くと非常に直しづらい傾向にあるのが縁甲板の特徴です。

天然木はキズの痕跡が現れやすいため、あの手この手で補修屋さんはリペアするのですが、比較的自由に木目を描いても違和感がでにくいフローリングに比べると、縁甲板の中でも柾目を活かした床材は綺麗に揃った木目で床面が統一されているため、一部だけ木目を変えてしまうと違和感が出てしまいます。

このため、忠実に木目を再現しつつキズの痕跡も目立ちにくくするという、大変な困難と直面することになるのです。

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