建材について
家具同様、内装関係には木質系の建材が多く採用されています。但し、一般の住宅では木に塗装仕上げしたものよりも、表面をシート加工した建材がより多く見られるようになってきているようです。建具や開口枠などは、シート加工のものが主流ではないでしょうか。
一方、フローリングやカウンターなど、木に塗装仕上げしたものを採用する建材もしっかりあります。
現在、建築現場で活動する補修屋さんと呼ばれる業者は、この両方の建材をリペアする技術を修得した上で作業しているはずです。
シートにはシート用、木塗装には木塗装用、に対応した材料と技術があります。
しかし、部材を変える度に材料や道具を変えていたら、効率重視でリペア出来なくなります。それを解決したのが、大手リペアメーカーが提供する材料と技術です。リペア業界では、ドイツ製・アメリカ製のものが多いようです。補修屋さんの他、現場監督さんが日本製の材料を使っているのを見たことも何度かあります。この材料も直し方としては、ドイツ式やアメリカ式に準ずるものに分類できる工法でした。
ドイツ・アメリカを比較すると、例えば、凹みキズの充填材については、どちらも樹脂を熱で溶かして埋める工法を採用していますが、アメリカ製のものがより耐久性に優れており、ドイツ製は作業効率の良さが最大の武器になっているようです。この点、アメリカ製は扱いが難しく、習熟に期間を要します。
近年、補修屋さんは数が増えてきましたが、ドイツ製の影響も大きいようです。