BLOG

割れた化粧板の修復

Share on facebook
Facebook
Share on twitter
Twitter
Share on linkedin
LinkedIn
Share on email
Email

割れた化粧板の修復

割れた化粧板を復元する方法について前回お話ししました。
今回は、その続きです。

ドアの割れ方は、
①ぽっかりと穴があいてしまった。
②ヒビ割れて板が歪んでしまった。
③穴の周辺もヒビ割れが広がっている( ①+② )。
以上のとおり分類出来ます。

①割れて外れてしまった化粧板については、破片があれば前回の手順で復元を試みます。

 破片のつなぎ合わせをする前には重要な工程があります。
 
フラッシュドアは中が空洞なので、そのままでは板を貼り付けることが出来ません。
 添付写真は穴を塞いだ場面のものですが、
 ドアの化粧板の裏側に、穴を塞ぐ為の板が入っています。
 
〇塞ぎ板を化粧板の裏側に固定する方法
 
簡易的な方法は、
接着剤で板を貼り付けます。 
メリット  技術を必要とせず簡単に塞ぐことが出来る・短時間で作業できる・費用も安くなる。
デメリット この方法は板の裏に支えがないため、強度の不安が残ります。
再び、物が当たったり、押した場合に板が外れる恐れがあります。

 本格的な方法は、
  塞ぎ板の支え(コア)を取り付けてから、穴を塞ぐ方法です。
メリット  安定した強度 板の裏に支えがあるため、押しても塞ぎ板が外れる心配を解消できます。
      コアは軽量なため、ドアにかかる負荷を気にせず強度を得ることが出来ます。
デメリット 作業が複雑になり、時間がかかります。費用も高くなります。

修復士は、費用・時間・完成度に対する要求などを総合的に考えて修復プランを考えます。

Share on facebook
Facebook
Share on twitter
Twitter
Share on linkedin
LinkedIn
Share on email
Email

RECENT POSTS