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仕上げの塗装

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〇仕上の塗料
着色後の塗料
色々と苦労を重ねながら着色をした後に塗装する塗料があります。
透明な塗料でクリアと呼ばれることが多いのですが
艶のある透明塗料だけではなく、艶のないものもあります。
ツヤ消しと呼ばれたりするこの透明塗料は
三部消し・五分消し・七分消し・全消しなどの種類が有り
直す素材の艶に合わせて使い分けます。

この塗装は単に艶を合わせるだけではなく、
色の層に透明層が加わることで塗装面に奥行きがうまれ、
立体感のある仕上がりに貢献します。
修復対象になるキズついた製品もクリア層で保護されている事が多く、
このクリア層の厚みも様々です。
補修屋さんが仕事をする場合、
このクリア層について理解していない場合良い結果を出すことは難しいでしょう。

クリア層の役割は見た目を良くするためだけではありません。
塗装を施す素材そのものと着色層の保護の役割を担っています。

素材の質感をそのまま活かしたい場合は、
クリア層をつくらない塗装仕上げをする場合があります。
この場合、塗膜による素材の保護力は弱めになることが多く、
メンテナンスの回数が増えます。

素材そのものを活かす場合は無塗装でしあげます。
和室の柱など、白木と呼ばれるこれらの建材は着色もクリア塗装もされません。
鉋カンナがけで綺麗にピカッと仕上げられた白木柱は特別な存在感を放ちます。
素材そのものを活かした建材は、経年による日焼けなどの色変化も大きくかなりやすい傾向があります。

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