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建築補修の着色工程:プロの技術を見極めて綺麗な仕上がりを手に入れる方法

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着色工程の塗装

形が完成したら、着色塗装工程に取り掛かります。
建築補修では主に建材キズをパテで埋める事が一般的で、埋め跡を塗料で覆い隠して周囲と馴染ませます。
馴染ませるには、色と柄を合わせるだけでなく、質感や艶も調整する必要があります。

・色を合わせる
・柄を合わせる
という大きな要素に加えて、
・質感を合わせる
・艶を合わせる   
事も必要になる訳です。

色合わせや柄合わせはDIYにおいても難しい要素の一つです。
実際、プロの修理でも色が微妙に違ったり、木目模様が自然に見えなかったりすることがよくあります。
修理のプロでも個人ごとに作業品質にはばらつきがあるのが実情です。
業者に修復を依頼する場合、「どの業者が綺麗に修復できるのか判らず不安だった。」というご意見をよくお聞きします。
作業品質を測る一つの目安として、ホームページを確認されると思いますが、その時、必ず施工写真を確認しましょう。
施工写真を良く見ると作業者の実力が判ります。
「これなら納得出来るな。」という施工例を多く掲載している業者は、要求通りの施工品質を提供してくれる可能性が高くなります。
逆に 写真が無かったり、判断しにくい掲載写真(補修前後の構図が違いすぎて補修箇所の確認ができない。など)は評価が困難です。

DIYで補修する場合、プロに比べて有利な点は、時間が無制限に投入できるところです。
一日で仕上げようとすると挫折する事が多いので、
形作りで一日・色合わせで一日・模様描きで一日、
などと工程毎に区切って少しずつ積み上げていくと落ち着いて作業できます。
一度に仕上げようとして焦ると、少しずつ作業が粗くなり最終工程までいってからやり直し、という事もあり得ます。プロでもよくあります。

色合わせ塗装
リペア用の塗料が数多く有り、それらを使って色を合わせます。
塗装には、
・吹付け塗装 塗料を霧状に吹付ける器具を使います。身近なものではスプレー缶などがあります。
・刷毛塗り  ペンキを塗る時などで使用しますね。
などがあり、リペアの現場では多く採られている塗装工法です。

吹付け塗装
液体の塗料を専用のガン(吹付け器具)で霧状に噴霧して着色します。
塗料を調合して任意の色を塗装出来ます。色合わせの調合には慣れが必要で時間もかかります。使用後は器具の清掃をする必要があります。

スプレー缶 
あらかじめ調合された色の塗料を吹付け塗装するためのものです。
調合の手間や器具の清掃の手間が掛からないため、直ぐに使用でき、片付けも簡単です。
メーカーの用意した色しか塗装できないため、木質建材の塗装では、一缶だけで色合わせする事は困難です。
ホームセンターでは、一般的な色が揃っていますが、木目柄の建材リペアには使いづらくちょうど良い調合色を見つけるのは難しいかもしれません。

刷毛塗り
広い範囲に塗料を塗る場合に刷毛を用いる場合もあります。
刷毛の塗り始めと終わりの部分は、元の建材色との色違いが吹付け塗装よりも目立ちやすいため、色合わせが難しいかも知れません。

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